自分にとっての宝石もあるけど、大抵は恥ずかしい産物だったりするので、
記憶めぐりはなんだか砂金探しに似ている。
ずっと非公開だったブログをツイッターに繋げてみることにしました。
書き出していくうちに思考を纏める性質なので、
どうにも人目に耐えないという理由で非公開にし続けてたのだけど、
非公開だからという理由で文章がだるだるになりすぎていたところもあって、
これはこれでいかんな、と思ったのが一番のきっかけ。
お陰でログ整理したら半分近くカットという大変悲惨なことになってしまいました。
基本紳士的に、時には姦しくいきたいと思います。
あとは、当面(二ヶ月くらい)メッセも外出も難しいという状況なので、
個人的な言葉の吐きどころも兼ねて。
フリーランスで働くのに届出が必要だとは知らなかった……。
学校で習ってたっけなあ、大学で教える分野なのだろうか。
そんなわけで、確定申告の季節。
昨年は働きながらの兼業状態だったので、雑収入での追加申告のみ。
今年も同じように軽く終わるものだろうと思い込んでいたら、いやとんでもなかった。
去年よりも明らかに多い経費を計上しようとして、作成ページの前で立ち止まる。
経費を書く場所をさっぱり覚えてない。仕方ない、HPを検索かけてみよう。
経費の内訳を軽く書き込んだ収支内訳書を添付する……
あれ、収支内訳書ってなんだろう。そんなの去年つけてなかったよ?
ん、収入は事業の項目に書くの……?
別に営業職でもないのに、勝手に事業欄に書いちゃっていいのかな?
などなど、昨年より明らかに増えていく疑問、疑問、etc。
というか、今になってよく考えると、大して調べもしないまま納税が済んだ
昨年がよっぽど奇跡的だったんだよ!
そして行き着いた文言。
"フリーランスで働く方は、事業を始めてから開業後一ヶ月以内に
『開業届の提出が必要』です。
自営業のみに関わらず、フリーのデザイナー、プログラマーなど、
収入を得る仕事は全般的に対象となり……。"
うわああ何それ全然知らなかった、ごめんなさい!!
などと泡を食う羽目になり、結局、一日がかりでホームページを回ってしまいました。
ネット社会万歳。ニュースブログ有難い。
SOHOありがとう。個人HP主様本当にありがとう。
正確には演劇の戯曲なのだけど、書籍媒体なので一応本のほうで。
今年度の戯曲賞を取っていた作品だったので、
ちょうど演劇に興味を持っていたこともあり試しに購読。
「監視カメラが忘れたアリア」
「リアリティ・ショウ」
「グローブジャングル」
の三部作構成での戯曲集でした。
一部の登場人物が次の作品に出ていたり、
・インターネットやカメラ(という媒体を通しての匿名多数の目線)、
・演劇に携わる人間たち(=他人に見られることを一般人以上に体験する人間たち)
という題材が共通して扱われていたものの、作品同士の繋がり自体は特になし。
人の弱さとか、簡単に生まれる敵愾心とか、どちらかというと人間同士の間に
生まれる暗部を主に取り上げてるような感じかな、という印象でした。
役者さんが演じればもう少し身近に感じられるのかもしれないけど、
戯曲のみを読むと、ネットという媒体の否定的な側面の方が多く描かれていることもあって、
モヤモヤした気持ちは結構胸に残ってしまう。
もっとも、このあたりはネットを介しての多数の目線、
大勢の中の一人になることで飲み込まれてしまう人の理性みたいなものを
表現しているだけのような気もするので、噛み付いてしまうのは早計なんだろうな。
ネットのみに拘らず、人の善意や、顔を見せないことで渡せる温かみとかいった
悪意と対極に位置するものが殆ど描かれていない点にもモヤモヤは沸いてくる。
それだけ人の弱さは簡単に出るけど強さは難しい、という視点の話なのかもしれない。
分かり合うことの難しさが何より伝わってくるお話ではあったと思う。
「警鐘」を書くだけじゃなく、
その対極になるものも描いて欲しいというのは個人的な好み。
だけど、人を驚かせたり冷たい思いをさせるものだって必要だとも理解出来るし、
ネガティブな話への嫌悪は、突き詰めれば刃物を取り上げるような意識、
不快なものから目を背けたい気持ちの表れなのだから、
結果として読んでよかった、いいネガティブを頂けたと言う気持ち。
全体的にあまり救いは多くないお話たち。
社会に救いは用意されてないよ、だから個人で見つけないとなんだよ!という激励なのかも。
「気づきましたか? 危険防止のために、残っているグローブ・ジャングルは、
どんどん回しにくくなってるんです」
「公演から遊具自体がどんどんなくなっているんです。住民の反対で」
「それは……」
「グローブ・ジャングルだけじゃなくて、ブランコも滑り台も反対されて、
ベンチだけしかない公園が続々とできているんです。嫌な国になりました」
グローブ・ジャングル/鴻上尚史/
作品コンセプトは『現代版ドラえもん』。
バラエティ番組の放送作家さんが脚本を担当されていた昔のドラマ。
好きなドラマを三つ挙げなさい、と言われた時、確実に挙げるのはコレ。
『DVDが出てたら買う』で判断すれば「薔薇の無い花屋」「王様のレストラン」、
『キャラで選ぶ』と「ケイゾク」「タイガー&ドラゴン」の二本になるのだけど、
どちらの枠にしてもこの作品は真っ先に入れる、ってくらい大好きな作品。
そんな大好きなビデオが近所の小さなレンタルショップにあり、
約10年ぶりのレンタルをしてきました、わー!(ワクワク)
取り合えず今回は1~2巻、六話まで。
「どうせ」が口癖の後ろ向きな駄目主人公・甘粕四郎と、
自称天使の天童世死見のコンビが、天国からの命題をクリアしていくコメディドラマ。
コンビ物、バディ物のドラマは基本的に好きなんだけど、
この二人の組み合わせは本当に良い組み合わせだったし今も大好き。
「○月○日○時までに命題をクリアできなかったら即死亡」
「どうせ俺なんて……」「馬鹿ーもう、馬鹿ー」「カット!」
「くあー、今の俺かっこよかー! メモっとこメモっとこ」
「お前の人生それでいいのか?」
等々、脚本家さんが放送作家さんならではの決め台詞の豊富さ、キャラの濃さ。
毎週金曜日に届く命題を一時間でクリアしないといけない、という制約で話が進行するため、
話の筋も追いかけ易くて分かりやすく、段々成長していく主人公の姿や、
二人が仲良しになっていく過程は素直に微笑ましい。
書いていてふと気付いたけど、主人公とサポーターの関係が友達同士でなく、
息子世代と父親世代(考え方は人外であるために破天荒)という
ドタバタした仲の良い組み合わせは、電王にも通じるものがある気がする。
べたべたした労わり合いも察し合いも無いけど、
気付いたらお互いがなんとなく大事にし合っちゃってるような関係性が、
兄弟と親子の中間に見える二者だから自然に受け止められるのかもしれない。
脇を固めるキャラクター同士の関係も、深刻になり過ぎない展開も、
とにかく全部が「人生の楽しさ」を書こうとしてるドラマなんじゃないかな、と思っている。
人生は悪いものじゃないとか、頑張ってみると案外楽しいとか、
楽天的な空気が厭味なく描かれてるような感じがするんだよなあ。
こうやって纏めていて本当にこのドラマが好きなことに気付かされた。
こういうお話、いつか作ってみたいなあ。
というわけで、自分覚えのために簡単な感想を纏めたメモみたいなもの。
細々したチェックもまたしておこう。
先月変えた携帯のタッチ感が二年前とは段違い。
どんどん愛着が沸いてきて見る度に幸せな気持ちになれます。
ちょっとした高低差でこんなに打ち易くなるものなんだなと驚いていたり。
今までと違ってまるでメール返信が苦にならない。
新しい物って馬鹿に出来ません。これがお金をかけると言うことか……!
職場を辞めて五ヶ月。
兼業中は時間に追い立てられて、
他所に首を動かせない位のいっぱいいっぱいさだったのだけど、
アイディアが浮かび易かったのもまた兼業時代の仕事中だったようで、
せっかく今は時間に恵まれているのにと、自己管理の難しさも感じています。
単純作業は良い具合に頭をシャッフルしてくれるって話は多分本当!
使える時間がある割りに、書きだせてる物は少ない気がします。
もっとも、当時は当時で帰る頃にはよく忘れてたので困りはしていたのですが。
今の仕事をさせて貰うようになってからというもの、
自分の会話下手さだったり、間の悪さだったりをとことん実感していて、
思うように書き出せない時はやっぱり沈んでしまうことが多いです。
会話上手い人は上手いし、頭の回転早い人は本当に面白いんだよなー。
特に笑いとか気の利いた会話がサッパリで、書けないことがほんとに辛い!
正面対正面の会話だけじゃ単調で面白くないんだよー。
横とか斜めとか色んな対面方向があるから面白いはずなんだよー。
とか、そんな辺りをぐるぐると。自分の愚直さがどうにも悔しい。
でもこれで諦めることが何より悔しいので頑張りたいな。やっぱり悔しいし。
認識出来てる自分の成果は本当に一進一退なので、
ひとまず四月まで頑張ろう、なんとかやり遂げようと発破をかけるのみです。
春になったら色々楽しみはあるしな。
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