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長続きを目指す感想だとかの書き込み日記です。20080219に作成。
Posted by - 2024.04.29,Mon
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Posted by セージ - 2010.03.09,Tue

CROSS†CHANNEL(PSP版)を特典CDに釣られて購入。
数年ぶりの再プレイだったけど、やっぱりこの話は良いな。
コンシューマ化の規制部分もキャラクターらしくアレンジしてあって、
元々躁狂的なものだから、違和感なく面白すぎた。

数年前、視界をかっ広げられたような気持ちになったゲームだったんだけど、
今やり直してみると当時はよく分からなかったことが
たくさん理解出来るようになっていて、それに少し驚いた。
昔は苦手だったノリもすんなり飲み込めるようになってたんだよな、不思議。
セクハラが規制でセーブされてたことも理由の一つなんだろうか。

分かり易い話の牽引役としては、舞台はもちろん、主役が何より異質過ぎる。
分からせるために言葉を噛み砕いてもいないし(⇔新解さん)、
共感や同調を求めた振る舞いをしているようにも思えなくて、
そういう意味合いで、確かに人を選ぶ話だと思う。
普通に憧れる、っていうキャラの言葉通り、
健全な精神ではあまり受け付けられない類の話なんだろうし。
(この辺、妹が「ヤサシイワタシ」を受け付けなかったようなものだ思う)
喩えるならこれは、電波みたいな話なんじゃないかな。
琴線に触れるものがあればその部分が反応することが出来る。
でも、話自体に直に情緒を育てられるような優しいストーリーテリングじゃない。
むしろ、額面どおりに話を捉えると、受け取れるものは
随分と陳腐なものになってしまうような気さえする。

このあたり、まさに本編で言われている通りの理由でなんじゃないだろうか。
他人に自分の心を仮託するな、って。
その主張から見ると、明確な分かり易い物語にすることは間違っているし、
必要以上の追体験や感情移入を抑制してる(主役が)節もある。
その上で人に言葉を届けようとしているこの話自体の微妙な距離感覚が、
至極お話としてそれらしいように感じるんだよなあ。
元々、考察的なものを考えるのは苦手だし、
あまりじっくりやりこむ時間もなかったので、軽い感想に留めつつ。

ただ、グローブ・ジャングルで感じたモヤモヤへの返球になりそうなのは、
この話の主張なのかもしれないな、と思った。
 

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Posted by セージ - 2009.11.25,Wed
感想言いたい、でもR18だから言えない!
そんな悶々とした葛藤が溜まってしまったのでこっちに書くことに。

呪いに縛られた女の子たち+1人(主人公)の物語。
主人公が呪い避けに女装しているので、周囲全員が女の子でも違和感ない、
ハーレム感も全く無いという斬新な設定。主要キャラ全員女の子でもまるで自然だった。

最終ルートでガン泣きした瞬間、やられたー!!と思ってしまった。
想像を裏切り過ぎない程度に裏切る流れが一番面白いんだなあと納得もしたし、
解呪シーンをあんな風に盛り上げられるとやっぱり涙出るな。
ひぐらしの積み立てを打ち壊せた時の爽快感と、終わりの寂しさに似てる。
明確に何が悲しいのか分からない状態で泣かされるのは結構久し振りの経験だった。
とあるキャラクターに感情移入してしまってた部分はありそうなので、
あの子の振る舞いに涙半分、演出に引っ張られた涙半分、だったような気もする。

全体を見ると、序盤のルートは呪いに対して迂遠過ぎたんじゃなかろうか、と思う反面、
少しずつプレイヤーに知識を与えていくっていう意味では間違ってなかったのかな、と
感じる部分もあるのでちょっと悩むところ。悪いと言えないしよいとも言えない。
ただ、ちょっと雑な構成に感じたルートがあって……多分これは書き手さんが違うんだろうなあ。
自分的にどうしてもその展開が肌に合わなくて、キャラが可愛いだけに残念に感じた。
同じキャラ・プロットでもやっぱり書き手さん依存になるところが多いんだなと実感。
この辺は戒めておきたいなあ。
Posted by セージ - 2009.09.24,Thu

キャラにも主人公にも押し付けがましさがないし、登場タイミングも自然で、
売れてる理由が良く分かるなあと感じる癖のないソフト。
ゲームというよりもアニメーション的な印象が強いあたり、
手軽さが色んな層に受けたのかもしれない。
漫画的な範囲での生活感はきちんとあるし、
最初の時点で興味を引く展開もきちんと盛り込んである。
あと使い回しがしやすそうなCG指定が多いので、
これもアニメ的に感じる理由かも。
(フルート吹く妹、窓から顔を出してる幼馴染、等)

これに比べるといまいちかな、と感じる出だしの体験版を軽くやったところだったので、
並べてみると良し悪しを分かり易く比較出来た。
キャラクターが大勢出る割に、あまり大勢が出てくる意味が感じられない場合だと、
物語もキャラもかなり平坦にな印象になっちゃうんだなー。
キャラクターのアピールばかりを考えるより、
それぞれの自然な空気を作る方が総合的にプラスなのかもしれない。

PS2移植版がほぼ読了。
追加キャラさんのエステルルートが一番良かった!
話の流し方も全体的に上手だったし、締め方も凄く綺麗だった。
一番飽きの来ない構成だったと思う。
伏線は複数撒いて最後に綺麗に纏められるとやっぱり面白く感じるなー。 

Posted by セージ - 2009.09.15,Tue

うみねこのなく頃にEP1-4終了。
いやーもう、すっごく面白かった……!!!!!
続編が堪らなく気になるのだけど、総集編ディスクが出るまで何とか我慢するつもり。
それにしても、竜騎士さんは本当に物語の掘り下げと盛り上げが上手いなあ。

ネタバレ要素とキャラクター感想を省きつつ、大まかな感想を書き綴ってみる。


◆全体的な感想
「アンチミステリーVSアンチファンタジー」。
なんとも面白いテーマを持って来られたなと感嘆。新しい。
このテーマが示す通り、けしてストレートな推理物ではないのだけど、
日常シーンは全て人物の動機や視点を考察する為に必要なものなので、
他のゲームと異なって「世界を理解する為の無駄なシーン」というものがまず存在しない。
かといって、堅苦しい推理物でも勿論なく、エンターテイメント性は回を進むごとに高くなる。
つまり読み手からすれば、無理やり読まされるシーンが全く無いということで、
これは長編を読んでいく上でとても大きなプラス要素だなあと思う。
(キャラクターの言い分を鵜呑みにしていると最終的には騙される訳だけど……)

演出も巧みだったし、BGMは相変わらず神。
場面次第で多少の弛みもあるけれど、話の裏には必ず緊張感があるし、
ブレーキを全く使わずギアチェンジだけで緩急を作っていくストーリーテリングは手抜き無しの濃厚度。
確実に自分しか作れない作品が作れることの強さと羨ましさを感じるゲームでした。


◆EP1
魔女との出会い、導入編。
理不尽な殺人劇に終始翻弄される主人公とその一行。
姿の見えない「魔女」を名乗る謎の殺人鬼に徐々に追い詰められていくBADENDと思いきや、
本編終了後のお茶会を読了して漸く、ゲーム盤の広さを把握するという仕組み。
ひぐらしでのサイドエピソード=TIPS(カケラ)は本編中追加されることは無く、
本編外のエピソードは終了後にロック解除される「このお茶会」「裏お茶会」のみ。
 

◆EP2
魔女との最初のゲーム。
前回では影の殺人鬼でしかなかった魔女が、少しずつ物語を侵蝕し始める。
EP1やそれ以降の展開との共通項を抜き出し、ルールを見つけて行くのがこのゲームの
現実考察──プレイヤーの遊び方、ということなのだろうけど、
私はどうにもすらすら鵜呑みに読んでしまう。また時間を見つけてもう一回読み直してみたいな。
ここで提示された「狼と羊のパズル」が、多分、考察の為のキーワードの一つなんだろう。
猟奇性が前回よりもぐっと増し、徹底的に叩き落される展開。
ひぐらしプレイ後だとちょっと嬉しい?かもしれない要素も最後にあり。
 

◆EP3
魔女との二戦目。
EP3は本当に面白かった、いやーもう!
下手に何かを言うとネタバレになりそうなので自重しつつ、
今回明らかになった過去の話も、中盤~終盤の展開も、お茶会も見事。あっさり飲まれた。
そしてED曲がまた非常にカッコイイ。個人的にEP3-4の流れがとても好きです。
また、うみねこに眠る面白い要素をどんどん使ってきていると感じるのは、個人的にEP3から。
ここまで舞台が変わらないのに飽きが来ないのは凄いことだなと思う。
 

◆EP4
魔女との三戦目……というよりは、盤の立て直しかな?
現在と過去を行き来し、一部のキャラクターの置かれていた環境や心情を掘り下げていく
話流れだったため、これまでとは色々と異なる印象を受ける展開だった。
しかし、竜騎士さんの掘り下げの上手さと言葉のリアルさは本当に凄いものがあるな。
特に、急斜面を登るように畳み掛けるあの言葉の流れ方は、
盛り上げに大きく役を買っている要素だと思う。自分に酔わない程度に学びたい。
TIPS=カケラが、最終的にひぐらしの中で大事な意味を持つものだったように、
うみねこではキャラクタ-の視点変更がとても大きな意味を持っていることがここで分かる。
うみねこに流れる表題外のテーマが丁寧に掘り出され、この回で漸く実感が出来るという形。
展開における甘さの無さは言い換えれば竜騎士さんの手抜きの無さであって、
時折抱く甘い願望を裏切られては涙目になったけれど、
より良い期待の裏切り方を少しまた学んだような気がする。
今回取り上げられているこのテーマは凄く興味深くて面白いテーマだと思う。
EP4でメインを張ったキャラクターが大好きです。この手のキャラを好きになるのは珍しいかも。
EP3とEP4で流れるボーカル曲の歌詞がほんと涙腺に来る。

結論としては、やっぱり流石だなあの一言。遊んで損はしない。
第一印象では地味目なイメージを受けていたので長く手を出していなかったんだけど、
非常に勿体無いことをしていたと思う。面白さ=キャラ萌えでは無いんだよなあ。
総集編を手に入れられたので、今の時期というのはある意味良かったのかな? とにかく面白かった。
中途半端に作ることが恥ずかしくなるから、作品作りに厳しい方、
高い理想を詰め込める方のゲームで遊ぶことは凄く身になる。
続きを遊ぶのも楽しみです。
 

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